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「慢性痛、痛み自体が病気/ためしてガッテン」

 NHK「ためしてガッテン」で<慢性痛>について放送されていました。


慢性痛とは、例えば、


・治っているはずなのに、いつまでも痛みがとれない
・なぜか、痛みが長引く


などの症状。


一般にいう、古傷であるとか、神経痛(の一部?)もそうだとか。


 



□痛みの意味


通常、痛みには意味があるといわれます。それは何らかの異常を知らせる警告の意味があります。


ここがおかしいですよ。もうこれ以上は無理ですよ。疲れがたまってますよ。


そういった異常や限界を知らせてくれる大事なシグナルなのです。


しかし、慢性痛にはこれが当てはまらないといいます。


つまり、慢性痛に上記のような意味はないというのです。



意味はないのに、なぜ痛むの?


 


□すごい痛み


番組では、ちょっとしたデコボコの上を歩くだけで強い痛みが走ったり、電車がすれ違う振動でも激痛が生じるという女性が登場されていました。こうなると日々暮らすのが大変ですよね。


その方の協力のもと、痛みの大きさを測る装置で、普段感じるのと同じ痛みを計測しました。すると、その数値は<1796>を記録。


骨折や尿管結石の痛みが<800>といいますから、その人は普段の生活の中でその2倍以上の痛みを感じていたんですね。


 


□痛みは体の中に


慢性痛のある人、100人にアンケートをとったところ、95人の方が体の中が痛むと回答。そしてそれから分かったのが、それぞれの人が痛むという箇所と、神経の分布図が見事に合致しているということ。


つまり、慢性痛は神経と関係していることが分かってきたのです。


 


□神経の傷と混線


何らかの原因で神経が損傷することがあります。


そして、傷自体は治っても、神経の傷は残っている場合があります。その時は、神経は痛みの信号を出し続けることになります。

見かけ上の傷は治っていても、神経の損傷により、痛みが生じるのです。


ただし、神経の傷自体が治っても、痛みが続くことがあります。


番組の表現によると、神経が混線してしまうことがあるそうなのです。


というのは、出発点としては激しい痛みでないものが、脳に到達した時点で激しい痛みになっているというのですね。


そして、こういうのは天候の変化によっても生じるのだとか。天候の変化で「つかいたみ」のようなものが生じるのも、このためらしいです。



さて、この混線のメカニズムとは何なんでしょうか?



慢性痛の人は痛みの記憶がはっきり残ってしまっていて、ちょっとした痛みの刺激にも過剰に反応してしまう。


それは大袈裟であるとかそういうことではなくて、そういう回路ができてしまっているということ。


痛みを繰り返し受け続けると、小さな痛みでも激痛に感じてしまうような回路が脳にできてしまうのです。


原点(その箇所に対する刺激)は些細な痛みでも、脳に伝わる信号は激痛となっており、結果、ものすごい痛みを感じることになるというのです。



最初、事故や病気などにより、激痛を伴なうような体験をする。


神経を通って強い痛みが脳に伝えられる。それが繰り返される。
(長い間その症状を持つとか、何らかの要因で処置が遅れるとか)


すると、その(激しい痛みの)経路が確立され、該当箇所に少しでも痛みの刺激があると、その経路を通り、以前と同じような激痛を知らせるのと同じ信号が脳に送られてしまう。


こうして激しい痛みが繰り返されることになるのです。


該当箇所という意味では些細な刺激、しかし、人の感じる痛みとして脳に伝わる信号は、以前と同じくらいの激痛になってしまう。


(この辺の解釈が番組とは違っているかもしれません。詳しくは下にある番組HPをご確認ください)



原因となるものはもうない。しかし、経路が確立されてしまっているので、激しい痛みだけが残ってしまう。



従って、痛みを長らく放置するとこういう回路ができてしまうので、我慢もほどほどに、ということになりますね。



番組HPを見てみると、以下のような混線の解釈も書いてありました。


それは、神経が再生する際、別の神経と混線してしまうというもの。例えば、神経が再生する時に、触覚の神経と混線してしまうと「触っただけ」でもすごく痛くなったりする。交感神経と混線すると「天候の変化やストレス」でも痛みが生じてしまう。


こういうことがあるそうなのです。


 


□見ただけでも痛い


私たちも歯医者の治療風景を想像しただけで、痛くなったりしますよね。


それと同じように、長らく痛みに晒されている人の中には、筆で手を撫でる光景を見ただけでも、痛みを感じる人がいるのだそうです。


実際、その人の脳をMRIで観測すると、筆で手を撫でる映像を見ただけで、実際に痛みを受けた時と同じ脳の部分が活動しているのが確認されているのだそうです。



つまり、痛み発生のメカニズムが、まるで自動反応や反射のようになってしまっているのです。実際の痛みの強度は関係なくて、反応や反射として、痛みが生じるようになってしまっている。


なお、こういう(全身に)激しい痛みが生じる症状を、「線維筋痛症」といい、全国に200万人いるといわれているそうです。


 


□ペインクリニック


このようなことが分かってきたので、最近では痛みそのものに対する治療も行なわれるようになってきたらしいですね。


それが「ペインクリニック」であるとか「麻酔科」といわれるもの。


そこでは痛みの軽減に主眼が置かれているそうです。痛みを病気に付随したものとして捉えるだけでなく、痛みそのものを病気として捉えているのです。


 


□慢性痛の症状


慢性痛かどうかの判断には、以下のポイントがあるのだとか。


それは、<痛みの種類が変わってくる>ということ。



これはおそらく、ケガとかそういう痛みと、神経的な痛みの差をいっているのだと思います。


例えば、腰を打撲したような痛みと、ヘルニアや脊柱管狭窄症のように神経を圧迫するような痛みとは違うはずです。


こういうのは経験したことのある人でないと分かりづらいと思うのですが、そういうことなんでしょうね。



ただ、素人判断は危険なので、お医者さんに診てもらうのがいいのでしょう。


大きな病院では、ペインクリニックや麻酔科がだいたいあるそうです。


 




病気自体が治っているのに痛みがあると言うと、時にはそれを「ズル」だとか「たるんでいる」と言う人もいますが、上記のような症状がちゃんとあるのです。痛み自体が病気だともいえるんですね。


それに対してひどいことを言うと、それ自体が患者さんや関係者の方々の強いストレスになるので、理解することは大事です。勘違いが痛みを倍増させることもありますから。


 



なお、番組のホームページはこちら↓


『ためしてガッテン:過去の放送:長引く痛みの正体解明 「慢性痛」最新治療術』


 


 


[関連サイト]


慢性痛と慢性痛症


痛みについて
ペインクリニックの必要性


線維筋痛症と付き合う私


 



 






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